世界を牛耳る者たち〜エスタブリッュメントの構成を考える〜

国同士が闘う時代はとうに終わっていた

浅瀬乃珊瑚

エスタブリッュメントという言葉をご存知でしょうか。一般的には庶民の反対側にいる支配側の特権階級に属する人々の総称です。

日本人には馴染みの無い感覚ですが、欧州や米国には人間に『階級』というものがあり、それが廃るどころか、形を変えて『デジタル共産主義』の仮面まで手に入れて、猛威を奮っているのが現在と言えるでしょう。

特に英国を中心とする欧州の旧植民地利権で儲けて来たような腐れ貴族達を『英国守旧派』(ロスチャイルド家含む)、『米・英・仏』などの『原発推進派』、世界のタックスヘイブンを利用し税金を払わずに金儲けし続けたい『タックスヘイブン派』(無国籍企業派)、と『米露冷戦派』のエスタブリッュメントの重なり合いが、現在の世界構造だと言われています。それが何人なのか、もはや国籍は関係なくなり、利益ドロドロの結び付きで構成されているようです。

『米露冷戦』の対立構造は時代に合わず、新たなるステージを迎えています。これが『原発推進派』と強く結びついているようです。もともと欧州に天然ガスの4割をロシアが安定供給していたのですが、安い天然ガスが欧州にこのまま流入し続ければ、欧州の原発は全廃されてしまうでしょう。だからロシアを挑発し、ノルドストリーム1,2も二つも止め、原発を復活させようとする勢力は『反ロシア』であり、日本で言えば『腐れ自民党』です。

自民党にはオリジナリティーがありません。何故なら上述した全ての既得利権の温床が『腐れ自民党』だからです。『腐れ自民党』は原発推進ですが、ここに大きな矛盾が生まれています。

原発は、SDGs:Sustainable Development Goals、持続可能なのでしょうか?

TVを見ていて非常に厄介だなあと思うのは、人権の勉強をして来た人権擁護派の有識者達が全て、SDG’sの世界統一統制経済プロパガンダに易々と組み入れられてしまう事でしょうか。人権擁護派は全ての社会事象を人権からしか判断しないため、非常に視野が狭くなっており、そこを突き詰めていくと、世界が社会主義になってしまうのです。もともと人権の概念が社会主義から産まれいずる側面もあるから厄介です。社会主義の概念自体が悪かった訳では無いとは思いますが、問題は社会主義を操るのは誰かという問いなのです。結局は庶民を平等に貧しく追い詰めて、その分、冒頭で述べたような既得利権にしがみつき更なる拡大をしようとする輩たちに利用されてしまうのですから。現在のデジタル管理による社会主義の問題点がここにあります。

ウクライナではバイデンのドラ息子、ハンターバイデンが何故かガス会社の幹部をしていた過去があったり、英国が私兵集団をウクライナで暗躍させノルドストリームを潰すなどの実行に加担した線が濃厚となっています。

英国守旧派のエスタブリッシュメントによって操られているのがバイデン政権だとすると、米国ユダヤ(DS)の操り人形であり虐め利権の対象であるボロボロ・スカスカJAPANは、英国の操り人形でもあるという、意志表示が出来ぬままに77年間脅され続けた結果、まあとんでもない結果となっているにも関わらず、国民の平和ボケたるや世界一であり、物事の本質に目が向けられず、外資資本率の高いメディアにレベルの低い情報を垂れ流されてロシアが悪い、ウクライナを支援しようなどと同調するプロパガンダに素直に従う日本人ってもう、日本人の根源すら失っています。まさに三島由紀夫が憂いた亡国そのもので、無機質で無味乾燥な、中身の無い、形骸化した残骸なのです。デジタル監視社会を危ぶむまでも無く、既に日本人は思考力も意識も無い、プログラム化した洗脳ロボットでしかありません。貴方がこれから愛する人は、きっと人間の形をした洗脳ロボットです。まさに手塚治虫の『火の鳥』の末路。意識を取り戻して日本人の魂を取り戻せるのか、このままプログラム済みの洗脳ロボットとしての意識を子供にまで植え付けて死んでいくのか、皆さんはどちらを選択するのでしょうか。そして選挙に行かず、形骸化したロボットとして心を無にして洗脳ロボットとしての人生を終えるのでしょうか。一人一人の選択によって日本の未来が今、決まろうとしています。

山際経済再生大臣が新しい資本主義と言っていたのが『ステークホルダー(利害関係者)の資本主義』と同義であるとすれば、世界経済フォーラムのダボス会議で決められるグローバリストによる新世界秩序と全く同じ事になります。巨大資本だけが生き残り、庶民の文化は全て廃業となる未来です。

原発利権はステークホルダー的既得利権であり、全く持続可能(Sustainable)ではありません。フィンランドはオンカロという最終処分場を作れたそうですが他の国は最終処分場も作れておらず、持続可能な訳がありません。EUでは最近原発も持続可能と認定しており、ここに大きな疑問を覚えるのは私だけでしょうか?最終処分の決まらないものを導入する、それは太陽光パネルと同じであり、売ってしまったもの、やったもん勝ちの社会です。そんないい加減な政治が許されていいのでしょうか?そんな既得利権にしがみ付いている自民党の口から、持続可能なんて空々しい言葉が出て来るのだから空いた口も塞がりません。

化石燃料を燃やす際に出る硫黄酸化物や窒素酸化物を処理できるようにして、我が国は今まで通り化石燃料を使用して良いのです。人間の活動によるCO2増加の根拠も無ければ、地球は全く温暖化していないから、日本でこれから取れまくる天然ガスを燃やしても問題ありません。自動車の排気ガスの処理はする、しかし二酸化炭素の量をコントロールする必要は無いのです。まあ、これからは日本は独自路線で水素や水を燃やして車を走らせればいいだけですが、また英米にぶっ潰されて開発者は殺されるかもしれませんね。

エスタブリッュメントによる統制経済は、でっち上げの温暖化利権であり、二酸化炭素を言い訳にして世界経済を尻つぼみにコントロールし、支配したいが為であると、政治に、世界に配信するのが本来の日本の役割であり、京都議定書にサインして既得利権を応援する事では無いのです。

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